Mipochifilm

『いつかの君にもわかること』 養子縁組を希望する多くの大人たちに出会う過程でも、多種多様な人物がいるのだなあととても勉強になった。そして息子マイケルの健気で良い子な姿に涙が止まらなかった。今年感謝した中で最も心に残る作品。

ストリートダンスにバレエという、一見相反するように思えるジャンルを組み合わせたスタイルを追求していく姿勢が素晴らしい。地元の治安の悪さにより死が身近にある状況下で、色々な思いを全力でダンスにぶつけることで、さらに磨きがかかっている。

『わたしはダフネ』淡々と静かに進んでいくようで、感極まってしまうシーンもある。ダフネの明るい性格や振る舞いによって、自然と周囲の人々も引き寄せられ、観ている私もダフネから元気を貰えた。エンドロール後もしばらく余韻に浸ってしまう。