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『妖怪の孫』。安倍元総理の足跡を振り返る。生い立ち、目指したものなどを検証。親しい人に漏らした「見せかけでいい」と言う言葉には驚く。日本では報道のあるべき姿が失われている。終盤の憲法学者の説明は分かりやすい。憲法の存在意味を変えてしまう事には反対。3種の妖怪にはならないように。

『書かれた顔　4Kレストア版』。2K上映。女形役者坂東玉三郎を取り上げる。玉三郎が舞台で舞うのを客席の玉三郎が見ている、というような編集。また、上演している映像の合間に劇場の奈落を歩く姿をカットイン。現存する芝居小屋（八千代座、内子座）の様子も興味深い。終盤にはミニドラマあり。

『劇場版　センキョナンデス』。ラッパーのダースレイダーと時事芸人のプチ鹿島の2人が候補者達に取材する。お二人の名前すら聞いたことなかったが、世の中の流れをちゃんと把握して臨んでいることに感心。候補者を批判しないのは良い。四国新聞へ… https://t.co/X1ggVb9Qma

『怪人現る』。1928年、米国、無声（サウンド版）、22分。スコットランド・ヤード（ホントに囲われた庭）から敏腕探偵（チャーリー・バワーズ）がやって来る。助手が可愛い人形（これもコマ撮りアニメ）。燐寸箱に住んでおり、虫眼鏡を持って… https://t.co/3hxfRBKXPq

『ほらふき倶楽部』。1926年、米国、無声（サウンド版）、21分。紳士が集まってホラ話を披露して優劣をつけいようという集まり。象が建物に入っていくアニメーション。ガンマン鼠、猫の生る木等コマ撮りアニメがたっぷり。茄子をくり抜いてい… https://t.co/wQVvC66J88

『全自動レストラン』。1926年、米国、無声（サウンド版）、23分。中間字幕は英語ではない、仏語？。英語版のフィルムは存在しないのだろうか。コマ撮りアニメーションが見事。発想が素晴らしい。豆の木に豆の缶詰が実る。レストラン機械の釦はひっくり返したお皿。手書き文字がいい味を出す。

『たまご割れすぎ問題』。1926年、米国、無声（サウンド版）、23分。中間字幕は英語ではない、仏語？。英語版のフィルムは存在しないのだろうか。卵殻を割れにくくする機械を発明する主人公（チャーリー・バワーズ）。ピタゴラスイッチみたい… https://t.co/L5ydFZI8EL

『失われた時の中で』。ベトナム戦争で散布された枯葉剤。その影響と思われる奇形児たちが沢山産まれている。監督の夫はベトナム戦争に従軍、退役後写真家に転身し被害を記録していた。戦後30年の様子、それから20年後の様子を見せる。被害者は… https://t.co/LOnkuzA62N

『乙女たちの沖縄戦　～白梅学徒の記録～』。白梅学徒隊の生存者2名が当時の様子を語る。約2/3がインタビューで、残りが再現ドラマ。ドラマに出演する森田朋依が案内役。参加は強制ではなかった。彼女らは一生分以上の苦しさを味わったのではなかろうか。お孫さんの結婚式でのエピソードに落涙。

『百年と希望』。今年で日本共産党ができて100年。共産党の活動を若い人たちにスポットを当てて紹介する。共産党を絶賛するような提灯持ち作品ではない。取材する監督の姿や声が入るのは好きではない。監督の顔を写す意味はない。性被害撲滅運動… https://t.co/x8NGHGduws

『人生ドライブ』。kkt!開局40周年記念作品。10人の子沢山一家の21年間の記録。今の夫婦二人がドライブをする映像に過去の映像を挟んでいく。10人目の出産からその子が高校を卒業するまで。お母さんはいつでもニコニコ、火事にあっても… https://t.co/w6fsQM4d5d

『私のはなし　部落のはなし』。部落差別の問題を扱う。部落出身者だけではなく部落以外の出身者も含めた数人で意見を出し合う。古文書などの朗読を挟む。政治利用が根本にあるのではないだろうか。政府への不満のはけ口として部落民を攻撃している感あり。当時の新聞もそれに加担。大掛かりな洗脳？。

『ゴースト･フリート　知られざるシーフード産業の闇』。原題の直訳は「幽霊船団」。何故このタイトルなのかは見ると分かる。タイ一国だけの問題ではない。買う側の意識改革が急務。「適正価格」を無視した値下げが原因の一つだろう。しっかりした撮影。違法操業と思われる映像は誰が撮った？。

『タヌキ社長』。冒頭クレジットで「製作　藤本真澄」とあったような。他にも東宝のスタッフの名前もあったような…。遊んでる。挿入された「電エース」の方をもっと見たい。私が知らない芸人の超長回しは飽きる。食品をおもちゃにしてはいけない。タヌキ社長、鼻の下にちょび髭。73分は長すぎ。

『キャスティング･ディレクター　ハリウッドの顔を変えた女性』。映画製作の縁の下の力持ち、「キャスティング」の仕事を半世紀ほど続けてきたマリオン・ドハティの仕事を振り返る。有名俳優、監督の若い頃の映像がふんだんに使用されている。白黒写真を着色したり、立体的に見えるように加工する。

『10番街の殺人』。見ごたえ十分。実話に基づく。クリスティ（リチャード・アッテンボロー）は感情をあらわにしない。いつも淡々と会話する。「仕事」も言葉巧みに進める。引っ越してきた店子は切れやすい男（ジョン・ハート）。短気は損気。音楽… https://t.co/qRupwRLy0o

『水俣曼荼羅』。372分の超長編ドキュメンタリー。《「病像論」を糾す》、《時の堆積》、《悶え神》の3部構成。余計なナレーション、劇中音楽も付けない。研究者が少ないため、病気発生のメカニズムはまだ解明されていない。地元では病気の話は… https://t.co/nLygKRchfn

『コレクティブ　国家の嘘』。音楽らしい音楽は付かない。説明なしの観察映画。会社社長が謎の死を遂げたりとよくできたフィクションを見ているみたい。前半はジャーナリスト、後半は若き保健相をメインにまとめる。保健相の若さに驚く。大火傷を負った女性が自身の姿をさらけ出す勇気ある行為に感動。

『ジャッリカットゥ　牛の怒り』。パニック物インド映画。屠殺しようとした水牛が逃げ出して、さあ大変。人間の恨み、対抗意識などが絡み合う。男声合唱と打楽器による音楽。「タッタラッタタタター、イアウア、クッタッチャン」。終盤のモブシーン、この村の人口は何人なんだ。人間の山は本物か？

『カウラは忘れない』。初めてカウラ事件のことを知る。豪州では広く知られているが日本ではほんの一部の人しか知らないという。当時の日本の教育が生んだ悲劇と言える。捕虜たちは偽名を使っていたという。4名の生存者から話を聞く。本作が最後の証言となっただろう。語り継がれるべき事件。