近日劇場公開
3/6(土)公開予定
長年、病気の夫の介護をし続けてきた老女。食事の世話や洗濯に追われる彼女の毎日が、ある日突然、終わりを迎える。その時、彼女が取った行動は…。老女の日常を観察的な視点でとらえ、夫に対する優しさ、愛、献身を感動的に描き出す。
タイ東北部ブリーラムに住むイナーはクレジットサービス会社に勤務。年下の恋人ペットに大学の学費50万バーツを貢ぎ、失恋。5年越しの借金がある。イナーは貧しい生活を紹介する動画をネットに投稿し、寄付を募る。その動画を見た詐欺師のタワーが税務署職員を装いイナーを電話で騙そうとするが、逆にイナーに見破られ音声ファイルをテレビ局に公開すると脅される。イナーはファイルの消去を交換条件に、大学を卒業し今は隣の県で旅行会社を営んでいるペットを騙す計画を持ちかける。タワーは詐欺師チームを結成。イナーの恩師、ヌット先生をバンコクの中華系ビール会社のCEO、タワーの兄のジョーンをその秘書に仕立て、何も知らないホテルのマネージャー、セーンも巻き込んで…。
小学5年生の晴花は、両親(信孝と久美子)とキャンプ場にやってくる。離婚間近の二人は、険悪な雰囲気になる。翌朝、晴花は一人、森に出かけていく。願い事を叶えてくれるという滝を目指す。途中、同い年の男の子・大地と出会い、大地の道案内で、仲違いしながらも滝にたどり着く。晴花は願う。家族3人やり直せますように。森の中、急な腹痛に襲われる晴花は、倒れているところを発見される。助けられた晴花の目の前でまた両親の言い争いが始まる。晴花は、その場を逃げ出す。追いかけてきた久美子と二人、話をする。「ごめんね、ちゃんとしたお母さんになれなくて」。晴花は久美子を抱きしめる――。
3/7(日)公開予定
佐賀の窯元で働くフィリピン人のダンテと、東京から戻った社長の娘ハルエ。ひょんなことから二人のささやかな交流が始まる。ある日、工房で試作品を壊したと上司から叱咤されているダンテに出くわしたハルエは、壊れた試作品を金継ぎし、ダンテにプレゼントする。ダンテは金継ぎの精神をハルエから教えられ、二人の間に恋が芽生え始めるが、ダンテにはハルエに伝えていない事実があった。
監督
ハナは今やマネジャーの付くアーティストとして売り出し中。一人だけスポットライトを浴びるハナと仲間たちの間がぎくしゃくしてくる。おちゃらけキャラのトップYouTuberリョンもデベロッパーの都市計画を利用しようと図るがそれも裏目に出る。ヘイヨーも仲間や師から孤立してしまいスランプに陥る。各々が葛藤を乗り越えた時、同じ志を持つ仲間のリユナイトが輝きを取り戻す!
監督
豪華ホテルで挙式を上げたエリノアは、階上のスイートルームで新郎のノアムと晴れて二人きりになるが、ノアムが元カノから指輪をプレゼントされていたのを知り、嫉妬する。怒ったエリノアはウェディングドレスのまま夫を伴い、元カノに指輪を突き返すため深夜エルサレムの街に飛び出すが──。
監督
キャスト
出所して東京に戻ってきた半グレの石神武司は、詐欺用の名簿ビジネスを再開する。広告代理店から流出した顧客情報や、友人の韓国人ジュンギからもらった中古スマホの個人情報を合わせて精密な名簿を作り上げ、後輩の暴力団構成員の広野に売り、詐欺を大成功させる。親友のヤスに投資を勧められ、ベンチャービジネスに介入し足を洗おうとするが、クリーンな世界になかなか馴染むことができないでいた。一方、広野が所属する関東最大の暴力団の大島会は、組の方針により破門した武闘派の壱川組との抗争が激化する。また、国際社会で暗躍する外国人組織の「リュード」がジュンギらを通して大島会に接近しようする。クリーンな世界と複雑化した犯罪界に挟まれた石神は、自らの生き方を選択しなければならない。
3/8(月)公開予定
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』及び『シン・エヴァンゲリオン劇場版』は2007年に劇場公開された『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』から始まった映画シリーズ。2009年には、2作目『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』が、2012年には3作目の『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』が劇場公開。そして、今回の『シン・エヴァンゲリオン劇場版』が第4作目。ついにエヴァが完結する!
監督
キャスト
3/9(火)公開予定
コロナウイルスの流行により、閉店の危機に瀕しているペディキュア店。店員のワンヤンが何とか店を救おうと奮闘するなか、毎日のように外から店をのぞく少年がいた。他の店員たちは少年を不審がるが、ワンヤンだけは口のきけない少年に親切にする。ある日、少年に助けを求められたワンヤンは、少年の母がケガをして動けなくなっているところに出くわす。彼女は失業した夫に代わって家計を支えるため道路清掃員として働き続け、治療を受けるヒマがなかったのだ。彼女に同情したワンヤンは、少年を店で預かりペディキュアの技術を教えることにするが、店主は客がいないことを理由に閉店を決めてしまう。ワンヤンが諦めかけたその時、奇跡が起こる。
寂れた海沿いのリゾート地──そこで日本人の母親が経営するホテル・アイリスを手伝っているマリは、ある日階上で響き渡る女の悲鳴を聞く。赤いキャミソールのその女は、男の罵声と暴力から逃れようと取り乱している。マリは茫然自失で、ただならぬその状況を静観している。一方で、男の振る舞いに激しく惹かれているもう一人の自分がいて、無意識の中の何かが覚醒していくことにも気づき始めていた。男は、ロシア文学の翻訳家で、小舟で少し渡った孤島で独りで暮らしているという。住人たちは、彼が過去に起きた殺人事件の真犯人ではないかと、まことしやかに噂した。またマリも、台湾人の父親が不慮の事故死を遂げた過去を持ち、そのオブセッションから立ち直れずにいた。男とマリの奇妙な巡り合わせは、二人の人生を大きく揺さぶり始める。
主人公はショッピングモールの非正規販売員として働くバンジー。彼女は上司の女性から仕事中の失敗の数々を録画した動画を見せられながら、叱責され、解雇の一歩手前にいる。失業したくない彼女は上司に再度、頼み込もうと家を訪問するが、家の中を覗いた彼女は上司の衝撃的な秘密を知ることになる。
監督
サイゴンの裏町にある古い集合住宅。住民たちは投資家を装う詐欺師の債権者から多額の借金を背負い、アパートを維持するために大金が当たる違法宝くじに熱中している。14歳の孤児ロムはそこで宝くじの当選番号の予想屋として生計を立てていた。違法宝くじで、地上げ屋から立ち退きを迫られている裏町の住民たちを救うため、自身の生き別れた両親を捜すため、夢を叶えるためにロムは一攫千金の危険な賭けに出る――!
監督
3/10(水)公開予定
地方から上京し、警備会社に勤務しながら俳優になる夢を追い続ける32歳の冴えない男ジェミル。孤独な毎日を支えるのは、リメイク版映画のオーディションに再度トライし、往年のギャングスター俳優・トゥルガイ役を勝ち取るため、過酷な大都会の縮図である職場の一室で練習を重ねること。そんな彼はある日、放埒な同僚ブルジュがトゥルガイの娘であることを知る。身勝手な父の愛を得られず、上司とは不倫関係にあるブルジュも、実は孤独の中でもがく同世代の一人だった。それぞれの挫折の中で、トゥルガイ役の演技にますます執念を燃やすジェミルと父との絆を模索し始めたブルジュ。亡き大俳優の不滅のパワーが二人を導いた先とは…。
バングラデシュ北東部シレット県に残る国内最後の竹林からリアコットたちが切り出した竹の束は、水路をわたってジュリ川の港へと運ばれる。そこからダッカのボイッデル港まで300キロ、ショヒード、ヌル、フサイン、シラーズたちによる竹筏の旅が始まる。海賊や嵐の脅威に晒されながら、何万本もの竹を筏で運ばなければならない。この危険な任務に似合わぬわずかな賃金、それでも竹筏での仕事は、この男たちに、貧困、見合い結婚、損失の痛手から束の間の解放をもたらす。
キャスト
常に笑顔を絶やさない寡黙な男アビーは、30歳になったのを機に母と住むアパートを離れ、世界で最も幸せなご近所コミュニティを作ると謳うチョンバル・ソシアル・クラブの住み込み従業員になる。クラブでは独自のアルゴリズムで従業員の幸福度が数値化され、その向上を推奨されていた。アビーは人工知能のBravo60から様々な提案を受けるが、猫好きのシニア客ニーに振り回され、値が落ちるばかり。幸福度が最下位になると失職することを知り落ち込むアビーだったが、ニーと打ち解け、幸福度トップの女性従業員ギョークと交流するうちに、幸福度が上がり始める。
3/11(木)公開予定
3/12(金)公開予定
春、桜が咲く前、大阪の中崎町にある古い木造のアパートで、白骨化した老婦人の遺体が発見された。警察は実況見分で、アパートの周りの捜査や、関係者へ事情聴取を行う。孤独死か、財産絡みの謀殺か、さまざまな噂が飛び交う。事件の真相が徐々に明らかになっていくなか、外国人と地元住民の物語が大阪の中心・梅田周辺(キタ)で繰り広げられる。
監督
キャスト
主人公のミンは村の小学生。自分以外の子供たちはみな、落語『頭山』みたいに、頭に1本の木を生やしている。木が生えていない、除け者である彼の孤独を癒すのは18歳の女学生エジソンだった。卒業式の日、学生たちは大人になった証、通過儀礼として、先生に自分の木を切ってもらう。ところが、エジソンは儀式から逃亡、自分の木を残す選択をする。
アフガニスタン北東部に位置するキーティング前哨基地。米軍の補給経路を維持するための重要拠点とされていたが、派遣されてきたロメシャ2等軍曹ら兵士たちは、その地をひと目見て驚愕する。そこには基地として致命的な欠陥が存在していたのだ。四方を険しい山に囲まれた谷底に位置しており、敵に包囲されれば格好の的となる。つまり、防御面からすると圧倒的に脆弱なのだ。いつタリバン兵の銃弾が撃ち込まれてもおかしくはない。案の定、日々襲いくる攻撃の中、誰かが命を落としてゆく。「もし圧倒的多数の敵に囲まれたら・・・」彼らの日常は文字通り死と隣り合わせだった。そしてその日、ついに恐れていたタリバン兵の総攻撃が開始された。それは後に「カムデシュの戦い」と呼ばれる、アフガニスタン紛争で最も過酷な激戦の幕開けだった。
退屈な授業と、常勝を義務付けられた部活道。“その日”は、彼らにとっていつもと同じ学校生活だった。弓道部の西野蒼は目立つのが苦手で、弓道場で日々練習に打ち込むばかり。幼なじみの瀬野遥も、蒼のことを心配していた。そんな中、一本の雷が校庭に落ちて彼らの日常が一変。校庭の向こうには教科書でしか見たことのない城がそびえ立ち、校内には刀を持った野武士がなだれ込んできて全校生徒はパニックに。次々と生徒が倒れていく中、歴史オタクの蒼は学校がまるごと戦国時代、しかもあの「桶狭間の戦い」の直前までタイムスリップしてしまったことに気付く。かの有名な織田信長の軍勢に仲間たちを連れ去られた蒼は、後に徳川家康となって天下統一を果たす武将の松平元康とともに、野球部やアメフト部といった、他の部から集まった選抜メンバーと一緒に立ち上がる。果たして彼らは戦国時代を生き抜いて、平和な現代に戻ることができるのか。
19世紀半ば、ルイジアナ州の広大な土地を所有するマクスウェルは、そこで黒人奴隷を育てて売買する“奴隷牧場”を経営していた。息子のハモンドは名家の娘 ブランチと結婚するものの彼女が処女でなかったことに失望、黒人女エレンとの情事に溺れ、従順な奴隷ミードを鍛えることに没頭する。一方のブランチもミードと関係を結んで妊娠、権力者として振る舞っていた一家は破滅の道を歩む…。
フィリピンを人生初の海外旅行で訪れた田舎警察の刑事ビョンス。楽しい日々も束の間、ビョンスは地元の犯罪組織が起こした事件に巻き込まれ、殺人事件の容疑者になってしまう。濡れ衣を晴らすため、ビョンスはフィリピンで観光ガイドになっていた故郷の後輩マンチョルとともに真相を追う。ところが、真実を求めて激しく燃える刑事としての本能とは裏腹に、平和ボケしたビョンスの体力と語学力は全くついてこない。そこに、フィリピンでまさかの再会を果たしたかつての親友ヨンベが参入し、捜査は予期せぬ方向へ…。果たしてビョンスは濡れ衣を晴らし、再び故郷の地を踏むことができるのか!?コリアン・ポリスの意地と威信を賭けた国際捜査が幕を開ける!
ある朝、ロサンゼルスのマンションに住むエイデンが目を覚ますと、テレビで緊急放送の文字が並んでいる。外では人々が逃げ惑い、近くに飛行機が墜落した。アナウンサーが、あるウイルスの蔓延を伝える。感染者は目から血を流し、叫び、人を襲うのだと言う。エイデンは、テレビのニュースと窓から見える景色から情報を得て、生き残りをかけたサバイバル生活を始める。42日後、もう世界には自分しかいないと諦めかけていたエイデンだったが、向かいのマンションに生存者を発見する。エイデンは、生存者であるエヴァと協力し、絶望的な状況から抜け出そうとするが―。
ライアンは殉職した父の遺志を継ぎ警官となったが、臆病な性格が災いし仕事ではいつもドジばかり踏んでいる。その日も取り逃がした犯人を追っている途中にゴミ箱に突っ込み、おまけにネズミに噛まれてしまう。噛まれた後を医者に診てもらうと、ネズミから感染する珍病にかかっており、なんと余命が残り30日だと告げられる。今まで真面目に生きて来たライアンは残り少ない人生を楽しむため、麻薬組織のボスであるテディから金をだまし取りラスベガスで豪遊する。すかし、父を死に追いやったのがテディだとわかり、ライアンは職場に復帰。テディへの復讐を誓い、文字通り命知らずのハチャメチャ捜査で麻薬組織を追い詰めるが―。
監督
マット・フューリーの漫画「Boy’s Club」は、チルでハッピーなキャラクターたちが繰り広げる若者のリアルな日常を描き、カルト的な人気を博した。しかしその主人公ぺぺが放ったセリフ「feels good man(気持ちいいぜ)」が全ての始まりとなる。いつからか掲示板や SNS には、このセリフと共に“ネットミーム”として改変されたぺぺが溢れだした。2016 年アメリカ大統領選時には、匿名掲示板「4chan」でオルタナ右翼たちが人種差別的なイメージとともにぺぺを大拡散。挙句に ADL(名誉毀損防止同盟)からヘイトシンボルとして正式認定される始末…。マットの思いとは裏腹にぺぺの乱用は更に加速し、なんとトランプ大統領の誕生に一役買うまでになり…。
時代を越え、ジャンルを超え、名だたるクリエイターに多大なる影響を与え続けているアンガーの呪術的イメージの集大成「マジック・ランタン・サイクル」がHDリマスター版で甦る!『ルシファー・ライジング』(1980年/カラー/28分)、『快楽殿の創造』(1953年/カラー/38分)、『我が悪魔の兄弟の呪文』(1960年/カラー/11分)、『人造の水』(1953年/カラー/13分)、『スコピオ・ライジング』(1963年/カラー/29分)、『K.K.K. Kustom Kar Kommandos』(1965年/カラー/4分)、『ブース・モーメント』(1949年/カラー/6分)、『ラビッツ・ムーン』(1950年/カラー/17分)、『花火』(1947年/白黒/15分)の9作品で構成される。
監督
キャスト
中年男のパオロは、いつもの交差点で交通事故に遭ってしまう。予想外に短い寿命に納得できないパオロは天国の入口で猛抗議。すると、前代未聞の計算ミスが発覚し、92分間だけ寿命が延長され、地上に戻れることに。傷心のパオロは、それまで勝手気ままに生きてきた自分を戒め、家族の絆を取り戻すと一念発起。92分一本勝負の人生やり直しが始まる。
夢のマイホームを探す一組のカップル、トムとジェマ。二人は不動産業者のマーティンに案内され、早速見学することに…。タイプライターの音で刻まれる「お住まい探しは慎重に。」の文字通り、この選択が”悪”夢の始まりであった。”Yonder”(ヨンダー)と呼ばれる住宅街には、全く同じ姿かたちの家が並んでおり、ひと気もない。”9番”宅へ案内された二人は、家は気に入ったものの案内人マーティンを気味悪がり帰ろうとする。しかし…いくら進んでも9番の家に戻って来てしまう。トムが家の屋根に上り街を見下ろすと無限に広がる同じ家。そして同じ景色が並んでいるのだった!そしてある日、突如送られてきた段ボールには生後間もない赤ん坊が…。「育てれば解放される」というメッセージのとおり、二人の”強制育児”がスタートする。異様なスピードで成長する少年は、不気味な映像が流れるテレビを凝視したり、急に奇声を発したりと機構が目立つようになる。なんとかこの住宅街から抜け出したい二人は、穴を掘る!家を燃やす!しまいには屋根から「HELP」を求める!しかし、この住宅街はいつだって静けさに包まれているのだ。次第に精神が崩壊し狂っていくトムとジェマ。”Yonder”に隠された秘密とは―?いったい誰が?何のために?「家が欲しかっただけなのに…」果たしてジェマの声は誰かに届くのか―?
韓国へ出稼ぎに行った夫と離れ、賃貸マンションで娘と二人暮らしをしている絵本作家の女性。トイレの電球が壊れたまま直らず、暗いトイレを使ううちに、彼女は寂しさを募らせていく。ある日、部屋の窓の修理をしに、大家の中年男性がやって来る。彼女は出来心から男性にキスしてしまうが…。
キャスト
ある冬の日、高校生のエキデはポケットの中に入っていたラブレターを過保護な母に発見されてしまう。送り主は同級生のメルダンだと思い込んだエキデは、もう家に来ないようメルダンに告げる。しかしメルダンは、送り主はクラスの優等生ではないかと疑う。一方、エキデの母は、夫の酒癖に嫌気がさし、離婚を考えている。エキデは「両親が別れれば自由になれる」と離婚に賛成だが、母は何かと理由をつけて夫との話し合いを始めようとしない。
3/13(土)公開予定
原発事故の二週間後、一人の男性が自ら命を絶つ。農作物出荷停止の報を受けた翌朝のことだった。遺された母と子は、放射能に汚された土地で農業を続けている。第一原発から65?の福島県須賀川市。それでも、その地で生きているのだ。そんな母子の話を聞くために、東京から若者たちが訪れる。ほとんどが初めて福島に足を踏み入れる学生たちだ。彼らは、母子の言葉に涙する。それは、マスコミでは決して報道されることのない、福島の、生の声だった。父の死、放射線量の高い中での農作業、除染とは言えない除染、「原発事故で死んだ人はいない」という政治家の心ない言葉への怒り、補償をめぐる東電との闘い…。
監督
キャスト
3/14(日)公開予定
3/19(金)公開予定
その町で、ある日10歳と9歳の少年が立て続けに失踪する。現場には、以前世間を騒がせた<連続少年誘拐殺人事件>のときと同じ緑色のナイフが残されていた。しかし、既に当時の犯人は逮捕されており、捜査を難航する。一方、事件を担当するベテラン刑事の自宅でも、次々に不可解な出来事が起こり始める。ひとりでに閉まる扉、誰も触っていないはずのテレビは、突然事件のニュース放送を映し出す。この町に、この家に一体何が起きているのか?やがて、一家の一人息子・コナーの元に届いた不可解なメッセージ。その意味が明らかになる時、事態は予想だにしなかった結末へ加速し始める。
サッカーが盛んな町、北フランス・クルリエール。90年の伝統を誇る名門チームSPACの試合中にまさかの乱闘騒ぎが起き、なんと主要メンバーの男性たちが出場停止となってしまう!?このままでは残りのリーグが戦えずにチームは崩壊、町にも大打撃が訪れてしまう…。そんな彼らの窮地を救ったのは、奥様達だった!!チームを、そして町全体を救うために専業主婦、シングルマザー、セレブ妻、女子高生達も次々と立ち上がった。今までサッカーは見る専門だった彼女たち。家事や育児に代わりサッカーを始める事になった彼女たちに待っていたものとは…?そして夫たちはどうるのか…。
監督
多才だけどお調子者でドジなネコのトムと外見は可愛いがずる賢くて容赦ないネズミのジェリー。会えばケンカばかりで、常に追いかけっこを繰り広げる最強コンビが誕生して80年。第一作目でアカデミー賞にノミネートされ、その後製作された作品も含め7回のアカデミー賞の受賞やノミネートに輝き、良質な物語と誰をも魅了する愛らしいそのキャラクタで瞬く間に世界中を虜にし、現在もファンを増やし続けています。そんな皆に愛される最強コンビ「トムジェリ」が、ついにスケールアップしてスクリーンにやってくる!
ちょっとぽっちゃりな白雪姫。ある日白雪姫は魔法の赤い靴を手に入れます。その靴は、履いた時だけ背が高くスレンダーな姿に、脱ぐと元の姿に戻ってしまうのです。赤い靴を履いた白雪姫のあまりの美しさに目を奪われた7人のこびとたち。実はこのこびとたち、元イケメンの王子たち。呪いによってこびとの姿に変えられてしまったのです。そしてその呪いを解く方法はただひとつ、世界で最も美しい娘のキスを受けること…。本当はぽっちゃりだけど魔法の靴でスレンダーになった白雪姫と、本当は元イケメン王子だったけど魔法で姿を変えられた7人のこびとたち。わけありな白雪姫とこびと達が、悪い魔女に戦いを挑み、元の姿を取り戻す冒険へ!
監督
17歳のベンは、父リアムの住む町に来た。両親の離婚後、父と夏を過ごすためだ。リアムの家の隣には、4人家族が暮らしている。ある日、ベンが帰宅すると、隣の家からおびえた少年ディロンが逃げてきていた。ディロンは、ママの様子が最近おかしく、自分のママではないと言う。その日からディロンは、夜遅くまで部屋の窓から隣の家を監視することにした。しかし、それから数日後、ディロンは姿を消してしまう。心配したベンは、隣の家の父親にディロンのことを尋ねると、「私に息子はいない」と答える。不振に思ったベンは隣の家に侵入するが、それは想像を絶する悪夢の始まりだった…。
元特殊工作員だった過去を持つ専業主婦・伊佐山菜美と、実は現役の公安警察であり菜美を監視する優しい夫・伊佐山勇輝の2人は、桜井久実と裕司に名前を変えて、小さな地方都市・珠海市で新しい生活を始めていた。実は半年前、ある出来事がきっかけで菜美は記憶喪失になっていたのだった。「過去なんて捨てて、あなたとの今を大事にして生きていく」――。2人が新生活を送る珠海市は、新エネルギー源「メタンハイドレード」の発掘に活気づいていたが、美しい海を守ろうとする開発反対派と、市長をはじめとする推進派の争いが日に日に激化。実は新エネルギー源開発の裏で、ロシアと結託した国家レベルの陰謀が潜んでいることを突き止めた公安。「公安の協力者にならなければあの女を殺せ」。信じるか、疑うか。逃がすか、拘束するか。葛藤する裕司(勇輝)。菜美の記憶の回復は、愛し合う2人の別れ(死)を意味する。そんな中、過去の因縁と国家に追われ、久実(菜美)は大きな事件へと巻き込まれてゆく。果たして、史上最強の夫婦喧嘩の結末は?そして、2人の愛の行方は…?
1980 年代、農業で成功することを夢みる韓国系移民のジェイコブは、アメリカはアーカンソー州の高原に、家族と共に引っ越してきた。荒れた土地とボロボロのトレーラーハウスを見た妻のモニカは、いつまでも心は少年の夫の冒険に危険な匂いを感じるが、しっかり者の長女アンと心臓に病を持つが好奇心旺盛な弟のデビッドは、新しい土地に希望を見つけていく。まもなく毒舌で破天荒な祖母も加わり、デビッドと一風変わった絆を結ぶ。だが、水が干上がり、作物は売れず、追い詰められた一家に、思いもしない事態が立ち上がる──。
監督
3/20(土)公開予定
私宅監置という歴史の闇を明るみに出すドキュメンタリー映画。沖縄に拠点をおき、この問題を追いかけ続けてきたフリーTVディレクター・原義和が初監督する渾身の一作。私宅監置、それは1900年制定の精神病者監護法に基づき、精神障がい者を小屋などに隔離した、かつての制度。1950年に日本本土では禁止になったこの制度は、沖縄では「日本復帰」した1972年まで残った。隔離の犠牲者は人生を奪われ、尊厳を深く傷つけられたまま、「家族の恥」「地域の恥」、ひいては「日本の恥」として闇に葬られ、公的な調査や検証は行われていない。原は、1964年に東京から沖縄へ派遣された精神科医、岡庭武さんが記録した写真と当時のメモを頼りに、犠牲者の消息をたどっていく。
監督
キャスト
沖縄戦を生き延びた住民たち、軍、県の関係者、その遺族への取材を通じ、これまで多くを語られることのなかった島田叡という人物の生涯と、語り継ぐべき沖縄戦の全貌に迫った長編ドキュメンタリー。
監督
キャスト
『映画プリキュア』シリーズ最新作。
監督
キャスト
3/26(金)公開予定
本作は選び抜かれたクラシックの名曲 8 曲にアニメーションを融合させた画期的な企画で、アニメーション・セグメントには台詞はなく、映像、色彩、アニメーション、音楽を通して物語が語られます。音楽は“音の魔術師”レオポルド・ストコフスキーが指揮し、フィラデルフィア管弦楽団が演奏、そして各アニメーション・セグメントは作曲家であり音楽評論家でもあるディームズ・テイラーのナレーションにより紹介されます。60 人以上のアニメーター、100 人を超えるオーケストラ編成、1000 名を超えるスタッフが 3 年を費やして製作した超大作は今見てもその作品力に圧倒され感動を禁じえないでしょう。
監督
キャスト
突然の嵐に巻き込まれた国際連合軍。隊長のアルテミスたちが辿り着いたのは、この世界に存在するはずのない、超巨大モンスターたちが暮らす新世界だった! アルテミスたちの戦力は、超巨大モンスターたちにまったく通用しなかったが、新世界で出会った謎の男と共に立ち向かう!
ベルリンの都市開発を研究する歴史家ウンディーネ。彼女はアレクサンダー広場に隣接する小さなアパートで暮らし、博物館でガイドとして働いている。恋人のヨハネスが別の女性に心移りし、悲嘆にくれていたウンディーネの前に、愛情深い潜水作業員のクリストフが現れる。数奇な運命に導かれるように、惹かれ合うふたりだったが、次第にクリストフはウンディーネが何かから逃れようとしているような違和感を覚え始める。そのとき、彼女は自らの宿命に直面しなければならなかった…。官能的なバッハの旋律にのせて、繊細に描写されるミステリアスな愛の叙事詩。
キャスト
売れっ子のグラフィックデザイナーを引退したアハロンは、ひとり息子のウリと田舎町でのんびりと2人で暮らしている。実はウリは自閉症スペクトラムを抱えていて、アハロンがずっと世話してきたのだ。しかし、別居中の妻、タマラは将来を心配して、全寮制の特別支援施設への入所を決める。低収入のないアハロンは養育不適合と判断され、裁判所の決定に従うしかなかった。入所の日、ウリは大好きな父との別れにパニックを起こしてしまう。アハロンは決意した。「息子は自分が守る」こうして2人の逃避行が始まった。
監督
大手出版社「薫風社」に激震走る。かねてからの出版不況に加えて創業一族の社長が急逝、次期社長を巡って権力争いが勃発。専務・東松が進める大改革で、雑誌は次々と廃刊のピンチに。会社のお荷物雑誌「トリニティ」の変わり者編集長・速水も、無理難題を押し付けられて窮地に立たされる…が、この一見頼りない男、実は笑顔の裏にとんでもない“牙”を秘めていた。嘘、裏切り、リーク、告発。クセモノ揃いの上層部・作家・同僚たちの陰謀が渦巻く中、新人編集者・高野を巻き込んだ速水の生き残りを賭けた“大逆転”の奇策とは――。主人公を「大泉洋」で完全あてがきした前代未聞のベストセラー小説「騙し絵の牙」(塩田武士著)の映画化。
リーマンショック後、企業の倒産とともに、長年住み慣れたネバダ州の企業城下町の住処を失った60代女性ファーン。彼女の選択は、キャンピングカーに全ての思い出を詰め込んで、車上生活者、"現代のノマド(遊牧民)"として、過酷な季節労働の現場を渡り歩くことだった。その日その日を懸命に乗り越えながら、往く先々で出会うノマドたちとの心の交流とともに、誇りを持った彼女の自由な旅は続いていく。大きな反響を生んだ原作ノンフィクションをもとに、そこで描かれる実在のノマドたちとともに見つめる今を生きる希望を、広大な西部の自然の中で探し求めるロードムービー。
2018年7月、真夜中のロサンゼルス。総合芸術施設であるグランド・パークに、一人のミュージシャンがやって来た。“眠り”をテーマとした異色のコンサート【SLEEP】の中で演奏される「SLEEP」の作曲を手掛けたマックス・リヒターだ。コンサートは明け方まで約8時間以上に渡って続くため、リヒターをはじめ演奏者たちは準備に余念がない。やがて観客たちが入場。ステージの前には簡易ベッドが並び、観客は寝袋を出したり毛布を広げたり、それぞれのやり方でコンサートに備える。驚くべきことに、ミュージシャンが演奏中に観客は寝てもいいし、会場を自由に歩き回っても、外に出ても構わないのだ。そんな型破りなコンサートをリヒターが思いついたのは、睡眠に対する素朴な興味からだった。睡眠は人間にどんな影響を与えているのか。音楽はどんな風に人間の脳に影響を与えるのか。
1987 年、ノルウェー・オスロ。19 歳のギタリスト、ユーロニモスはヴォーカルのデッドたちとともに「真のブラック・メタル」を追求する全く新しいバンド「メイヘム」の活動に熱中していた。デッドは、ライヴ中に自身の身体を切り刻み、観客にその血をかけた上、豚の頭を投げるなどの行為を繰り返し、その過激さもあってメイヘムは熱狂的にブラック・メタル・シーンに受け入れられる。しかしある日、デッドはショットガンで頭をブチ抜き、自殺を果たした…。発見者のユーロニモスは、親友の脳漿が飛び散る遺体の写真を撮り、頭蓋骨の欠片を友人らに送付し、喧伝することでカリスマ化。レコードショップ「ヘルヴェテ(地獄)」を根城に、“誰が一番邪悪か”を競うインナーサークルを作り、王として君臨するようになる。しかし、メンバーのヴァーグが起こした教会放火を契機に、主導権争いは熾烈化。歯止めが効かなくなった果て、彼らですら想像しえなかった狂乱が待ち受けていた。
3/27(土)公開予定
1974年8月30日、東京・丸の内の三菱重工本社ビルで時限爆弾が爆発した。8名の使者と約380名の負傷者が出たこの事件は日本社会を震撼させた。事件から1ヶ月後、犯人から声明文が出される。「東アジア反日武装戦線"狼"」と名乗るその組織は、この爆破を「日帝の侵略企業・植民者に対する攻撃である」と宣言。その後、別働隊「大地の牙」と「さそり」が現れ、翌年5月までの間に旧財閥系企業や大手ゼネコンを標的とした"連続企業爆破事件"が続いた。1975年5月19日、世間を騒がせた"東アジア反日武装戦線"一斉逮捕のニュースが大々的に報じられた。人々を何よりも驚かせたのは、彼らの素顔が、会社員としてごく普通に市民生活を送る20代半ばの若者たちだったという事実であった。しかし、凄惨な爆破事件ばかりが人々の記憶に残る一方で、実際に彼らが何を考え、何を変えようとしたのかは知られていない。時は過ぎ、2000年代初頭、釜ヶ崎で日雇い労働者を撮影していたキム・ミレ監督が、一人の労働者から東アジア反日武装戦線の存在を知り、彼らの思想を辿るドキュメントを撮り始めた。出所したメンバーやその家族、彼らの支援者の証言を追うなかで、彼らの思想の根源が紐解かれていく。高度経済成長の只中、日本に影を落とす帝国主義の闇。彼らが抗していたものとは何だったのか?彼らの言う「反日」とは?未解決の戦後史がそこに立ち現れる。
3月公開予定