冬物語

『冬物語』 ★★★★ 最初から答えを見つけていた方程式。その答えに辿り着くまでに自由奔放に、あるいは空いた心の内を埋める言動のようでいて、母から娘への深い愛の物語である事に気付かされる。最後まで自分の信条を捨てない人への贈り物。

『冬物語』無教養だが確固たる哲学を持つフェリシーの眩し過ぎる夏を経て、喪失から再生への冬の時。想い人の影を追い、鬱屈としたグレーのパリを彷徨う冒頭から、内なる信仰を貫いた先に訪れる奇跡としか呼べないハッピーエンドへの軌跡が奥深い。

ヒューマントラスト渋谷でエリック・ロメーロ監督『冬物語』を鑑賞。バカンス知り合った男性との本物の愛を貫く女性の話。彼女を愛する二人の男が寛容ですね。振り回した感じだけど、嫌な感じはないのは、彼女の屈託がない魅力のせいかな。

【冬物語】ロメール特集。奇跡的な再会を盛り上げる為の、長い長い“冬”の鬱陶しさ。あの「本物でない」感を確信していくフェリシーの移ろいが明確な台詞でリアルに描写。二人の出汁男も母親も周囲がとても寛容なのには驚かずにいられない。 #映画

『冬物語』ロケ撮影のショットが抜群に良い質感。「５年後」の脱臼感でまずつかみはok。その後も快調に厳格かつ軽妙に恋愛模様が綴られていくが、なんといっても心に残るのは演劇場面の異様な磁場。あれは、凄い。

『冬物語』これしか見てないし、ちょっと昔の少女マンガ風ではあるんだけど これまたいい感じなんだな

『冬物語』ロメールの四季シリーズでは、これが一番好き♡　これを観たから私はロメールを好きになった。愛を信じて命を育むってステキなこと。幼い娘の科白が泣かせてくれるのヨ。劇中劇はもちろん、シェークスピアの『冬物語』♡