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緑はよみがえる

みんなの感想/評価
「緑はよみがえる」のポスター/チラシ/フライヤー
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coco映画レビュアー満足度
80%
  • 良い
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総ツイート数
375
ポジティブ指数86
公開日
2016/4/23
原題
orneranno i prati
解説/あらすじ
1917年冬、イタリア・アルプス山中のアジアーゴ高原。冴え冴えと輝く月に、山が美しく照らされている。イタリア軍兵士の歌うナポリ民謡が、静まりかえった夜に響き渡り、姿をみせないオーストリア軍兵士からも、歌をせがむ声が聞こえてくる。塹壕に身をひそめ、寒さと死の恐怖におびえる兵士たちにとって唯一の楽しみは、家族、恋人から送られてくる手紙だけだ。着任したばかりの若い中尉は、想像とは違う初めての戦争に戸惑いながら、母への手紙にこう綴る。「愛する母さん、一番難しいのは、人を赦すことですが、人が人を赦せなければ人間とは何なのでしょうか」と。やがて一時の平和は破られ、オーストリア軍の激しい砲撃が開始される…。
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coco映画レビュアーの感想 Twitter上の反応
  • maru_a_gogo
    『緑はよみがえる』モノクロかと思わせる映像は、戦地の厳しい状況を描きつつも美しい。その美しさと極限まで抑えたトーンが、より切なさや憤りを感じさせる。声高でない分ズッシリと心に響く。母への手紙と、タイトルの意味が分かるラストが良い。
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    良い
  • renn6161
    『緑はよみがえる』78年にパルムドールを受賞したエルマンノ・オルミ監督。落とした色彩の中過酷な状況の兵士たちの言葉やエピソードが胸を打つ。戦地では私たちの知らない絶望の時間があっただろう。寓話のように冷たい大きな月が全てを観ていた。
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    良い
  • birdmtbird
    『緑はよみがえる』モノクロではないがモロクロームのような錯覚を受ける。厳しさの中、亡くなった兵士たち、最後の中佐の母に宛てた手紙、楽しくないと歌えないという兵士、なんか全部のシーンが印象的で切ない。 ただただ厳しさだけが突き刺さる
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    普通
  • fleur_eau
    『緑はよみがえる』ほぼ色のないモノトーンの美しい映像。救いのない作戦を強いられる兵士たちを前にして神の不在を強く感じている監督がいるように思う。絶望が支配する中で唯一といっていい救いを<何に>求めているかが芸術家らしい。実に詩的。
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    良い
  • kyoku_shin
    『緑はよみがえる』★★★★★★☆☆☆☆・・・良作 「限りなくモノクロに近いカラー映画」...そんな感じか?...にしても、序盤は眠かったー。
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    普通
  • lrdpisn
    『緑はよみがえる』タイトルのニュアンスが観る前とで全然変わった。戦場でさえ世界の美しさに心を揺らし誰かを思い自分を裏切らず生きたい人々があったかも知れない。全てが容易く踏みにじられた記憶さえ"引き取り手"がなければ永遠に埋もれていく
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    良い
  • akiyoshi752
    『緑はよみがえる』静かな戦争映画。寓話的ですらある。関連は全くないけど、黒澤明の『どん底』を観た時の印象がよぎってしまった。狭い空間の中で人がぼそぼそと会話をしているところなど。
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    良い
  • haripote40
    『緑はよみがえる』全編モノクロ映画なのかと思ったが、砲火は暗い空に赤く光り、前哨地の塹壕に息を潜めていた兵士達の置かれた状況を暗示するものだったと分かる。戦後美しい緑に覆われた山々に刻まれた傷痕を語り伝える映画。 #映画
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    良い
  • yukigame
    ブログを更新しました。 『【イタリア映画祭】「緑はよみがえる」人間同士の無駄な争いを横目に自然は息を吹返す。』 ⇒ http://ameblo.jp/yukigame/entry-12020941563.html
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    良い
  • ichiwheat
    【緑はよみがえる】イタリア映画祭。山岳地の塹壕が舞台だがモノクローム映像で伝わる夜の雪原の穏やかさvs.炸裂する投下爆弾の轟くけたたましさ。リアリティを排するかの如く余分な描写を切り捨てた静と動の対比が新鮮な戦場描写だった。 #映画
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    良い
  • この映画に関するTwitter上の反応

  • asapu918
    『緑はよみがえる』試写。エルマンノ・オルミ監督作。独自の視点で描いた反戦映画。雪に覆われた美しい自然の中で繰り広げられる、血で血を洗う戦争。傷つけられる大地。破壊された自然は人間の心の象徴で、人を赦すことは緑がよみがえることをも意味する(と私は思う)。美しいカメラワークに注目。
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    良い
  • adashi_n
    『緑はよみがえる』鑑賞。塹壕の中で静かに紡がれる物語。雪山の静けさには鳥肌がたつ。非常に絵画的なショットは芸術的。(見える)敵との激戦はないが、美しすぎるともいえる景色と静けさは様々な感情を奮い起させる。
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  • _chihhie
    宮崎キネマ館『緑はよみがえる』6.3まで一週間限定。やはり思い出したのは塚本監督の『野火』。あちらの彩鮮やかさとは対照的に濃淡で描写される大自然の迫力はまた違う凄さがある。つくられた思いもきっと同じだと思った。緑はよみがえる、とはそういうことか。人間は忘れる生き物だものなぁ。
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  • lonht6
    映画の感想は思いついたら、さっさと書いた方が良い。先日見たオルミの『緑はよみがえる』にも感銘を受けたのだが、時間を置いてしまうと、身体に染み込んでいた厳粛なリアリズムと映画的な作り物感(放射状の広がっていく降雪の奇妙なヴィジュアル)とが表裏一体となった独特の味わいも薄れてしまう。
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  • 240sesame
    『緑はよみがえる』で印象に残ったのは、指揮を執る兵士が発泡の命令に躊躇をしたことで、逆に相手側から攻撃を受け自軍を壊滅させてしまうシーン。一瞬の戸惑いのうちに、彼が何を思っていたのかを考えさせられる。
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  • TSUTAYA_YGP
    エルマンノ・オルミ『緑はよみがえる』音響映画としての一つの到達点では。凄まじい爆撃、兵舎内を抜ける風など映像と重なることでより強度が増す。戦時は何も起こらない時間すら兵器となり人を攻撃する。緑はよみがえるが人はよみがえらない(wh)
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  • MidoriOlmi
    『緑はよみがえる』のエルマンノ・オルミ監督の初期傑作長編『就職』@新文芸坐シネマテークは明日13日開場19:15/開映19:30。満席になりそうな状況とのことなので、チケットGETはお早めに!
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  • takaya_0822
    『緑はよみがえる』は金曜日に仕事帰りに行こう。TKさんがイマイチと言っててチョット不安ではあるけど…。
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  • cipriani_s
    『緑はよみがえる』あまりにも美しい映像で、決して退屈なんてすることはない圧倒的な物語だが、83分というのが信じられないぐらいに時間的に巨編に思える。それは、見る自分側も極度の緊張によって、1分が5分ぐらいに感じるからかもしれない。そして、ネタバレというわけではないが、
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  • underfirejg
    「緑はよみがえる」劇場で鑑賞。エルマンノ・オルミは「木靴の樹」以来。寒気が伝わってくるほどの静けさで全編貫く。その息苦しさ故、忘れた頃に静けさを引き裂く銃撃音がより効果的に。戦争の虚しさの表現方法の1つとして記憶に残る。
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