パルムの樹

『パルムの樹』観終わり。その昔、買ったままのDVDを掘り出してきた次第。話の着想はピノキオなんだろうけど内容はなかなかに重い。しかし元の構想がテレビシリーズだからか話を詰め込みすぎでキャラの心情変化に追いつけず総集編感が漂うのが残念。

『パルムの樹』はスクリーンでは初観賞。これほど、いずれの登場人物もが複雑な内面を抱えているアニメというのは観たことがない。その結末とともに監督が目指していた高みとは如何なるものだったのだろう？痛みを伴い癒やしを与える傑作！＞アニメスタイル オールナイト“なかむらたかしとその作品”

DVDで『パルムの樹』を鑑賞。表裏一体の純粋さと残酷さが痛々しく辛い話だが、それはその帰結のために必要な過程であると理解できる。そうした辛さとは裏腹に、表現としてのアニメーションの楽しさを感じさせる作品。今まで観なかったことを後悔した。http://t.co/Ksa8ilel

『パルムの樹』はじめは真っ白だったパルムが人間になりたいと願ううちに、人間のように嫉妬や妬みのかたまりになっていく様子にぞわっとする。生理的に気持ち悪くなるような演出は意地が悪いなあwそこがうまいんだろうけど。