のら猫の日記

放浪姉妹と誘拐された中年女の交流を描いているが、自己満足に帰結する内容で赤ん坊が産まれたことで何かしらのスタート地点に立った感はあるが最後まで何も共感できず。邦題の「のら猫」はある意味正しい

『のら猫の日記』こんな話シリアスにしたら暗い気分になっちゃうから、細部を現実的にリアルなファンタジーにしたのは分からなくはないけどありきたりの話が想定の範囲内で進んでくから物足りない。マニー可愛いと思ったら子役時代のスカヨハなのね。

『のら猫の日記』10代の孤児の姉妹のロードムーヴィー。万引と侵入と誘拐と、陰惨へと突き進む姉妹のようだけど…これは童話。観終わったあとに、不思議な暖かさが残るのは、社会の端で生きる少女たちが、心の奥に持っている夢が澄んで暖かいからかも。