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菊とギロチン

みんなの感想/評価
coco映画レビュアー満足度
84%
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    38
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    5
  • 残念
    0
総ツイート数
3,018
ポジティブ指数92
公開日
2018/7/7
配給
トランスフォーマー
上映時間
189分
解説/あらすじ
大正末期、関東大震災直後の日本には、不穏な空気が漂っていた。軍部が権力を強めるなか、これまでの自由で華やかな雰囲気は徐々に失われ、人々は貧困と出口の見えない閉塞感にあえいでいた。ある日、東京近郊に女相撲一座「玉岩興行」がやって来る。力自慢の女力士たちの他にも、元遊女の十勝川や、家出娘など、ワケあり娘ばかりが集まった、この一座には、新人力士の花菊の姿もあった。彼女は貧しい農家の嫁であったが、夫の暴力に耐えかねて家出し、女相撲に加わっていたのだ。いよいよ興行の日。会場には妙な若者たちの顔ぶれがあった。彼らは「格差のない平等な社会」を標榜するアナキスト・グループ「ギロチン社」の面々で、アナキズム運動を牽引した思想家の大杉栄が殺されたことに憤慨し、復讐を画策すべく、この土地に流れ着いていた。「ギロチン社」中心メンバーの中濱鐵と古田大次郎は、女力士たちの戦いぶりに魅せられて、彼女たちと行動を共にするようになる。「差別のない世界で自由に生きたい」――その純粋な願いは、性別や年齢を越えて、彼らを強く結びつけていく。
©2018 「菊とギロチン」合同製作舎
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coco映画レビュアーの感想 Twitter上の反応
  • writelefthand
    映画『菊とギロチン』鑑賞。女相撲とギロチン社。後者は言うまでもないが、前者も体制からのはみ出し者が多く、社会的な女性の地位とも相まって悲壮的な経過をたどる。女相撲とアナーキストという大きな話から最後は個人の話に行きついたが、哀しくも美しさがあった。女相撲の俳優陣の力が大きい。
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    良い
  • hrhtito
    『菊とギロチン』関東大震災後の大正時代を舞台に、弱者たちが社会に争って生きる様を描く群像劇。閉塞感はヒシヒシと伝わってくるものの、時代背景を飲み込めていないというのもあって、正直腑に落ちてない。
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    普通
  • ma_MJ
    『菊とギロチン』女性たちの自由への逃げ場としての面もあり、色物ではなく相撲をきちんと描いていて、女相撲のロードムービーとして素晴らしい。物語のもう一つの軸であるアナキズム運動。やることが暴力なの?こちらは共感出来ず(^_^;)
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    良い
  • renn6161
    『菊とギロチン』大正末期から昭和にかけて。閉塞感溢れる軍国主義の時代この世界を変えるんだと男たちが叫び生き急ぐ。一見無駄なような冗長なる世界にこれだけのパワーが詰まっているとは。女相撲の中に自分を持った女たちの美しさが眩しい。
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    良い
  • sato_henri
    『菊とギロチン』アナキスト集団と女相撲の化学反応は〇。時間が長く人物の語りも長いため物語のテンポや締まりみたいなものは欠けるものの、その反面「今こそ真っ向勝負で物申さねばならんのだ」という作り手の熱意は感じられる。ただやはりここまで思想が強いのは苦手だな。
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    普通
  • aoyadokari
    『菊とギロチン』この映画はやっぱ凄いな。長過ぎるというのはあるけど韓英恵の「天皇陛下、万歳」が一つのクライマックスでその後で大陸に渡るところで終わってもいいような気がしたが後のグダグダがギロチン者の面々なんだよな。東出昌大の中濱鐵ははまり役だ。相撲甚句や太鼓ダンスのBGMもいい。
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    良い
  • yashikoba1830
    『菊とギロチン』日本の歴史の中に女相撲があったことに驚いた。#eiga
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    良い
  • akafundosi
    『菊とギロチン』@ シネ・ピピア、2018年秀作映画特集観。今も連綿と続く"神事"と"革命"。若さは綺麗事、夢物語を囀るが所行は金と女とエロの実態。無知な若者は戦場に逝くが貧乏よりマシだと宣う。強さとは何か?女相撲界で足掻く女達とアナーキストの様相で抗う男達。暑苦しい熱量の作品。
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    普通
  • 624ken
    「2018邦画大忘年会inテアトル新宿」で『菊とギロチン』を鑑賞。ギロチン社と女相撲の話。女相撲が思ってたよりかなりマジな感じで力強かった。ギロチン社うさんくさいけど、そんな時代があったんだなー。熱い思いのある映画だなあと感じる。
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    良い
  • yudutarou
    『菊とギロチン』ギロチン社と女相撲を掛け合わせて群像劇にしてしまうアイデアとそれを具現化した熱量が凄くて、迫力と説得力のある女相撲描写が更に作品を底上げしてた。作りたいものを作り上げる情熱と今作るべきという切迫感が伝わってきて燃えた
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    良い
  • pharmacy_toe
    『菊とギロチン』大正時代の日本で女相撲とアナーキストが出会い自由と平等を求める姿に感動!彼らの夢の世界は叶えられたか http://eiga-suki.blog.jp/archives/kikutoguillotine.html
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    良い
  • Hanashi_Sagashi
    『菊とギロチン』ある種の時代劇的な興味深さ・面白さも兼ね備えているが、理不尽で暴力的な抑圧との抗いのドラマには、国・時代を問わない熱と怒りが。泥まみれ大衝突のラストが見事。 所々大事な場面でセリフが少し聞き取り辛かったのが悔しい。
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    良い
  • MondMasa
    この時代の女相撲って駆け込み寺的な役割を果たしていた部分があるんだ。そこを守るのが渋川清彦のスタンスだし、今にも通ずる差別などの問題定義が突きつけられる。青春映画ではあるけど、時代にやってる青春を謳歌しづらい人間の物語てもある。
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    良い
  • MondMasa
    『菊とギロチン』このご時世、これは原作通りなのかな?と脳内で自然と考えてしまってる自分がいて本作はそう思いながらも、いやいやオリジナルだ。ってハッとさせられる。時代設定と女相撲という要素を踏まえるとオリジナルならではの快作。
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    良い
  • MondMasa
    『菊とギロチン』商業映画を経てこういう熱いオリジナル作品撮るのマジでカッコええ。知らなかったことを学べる終戦記念日?ありがたい。当時の叫びは今にも通ずる
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    良い
  • marco_22nd
    大正時代の話だが、今日見てよかった。
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    良い
  • aienkien1959
    『菊とギロチン』大傑作!何と行っても韓英恵(한영혜)さん!胸が締め付けられやり場のない憤りがふつふつと。登場人物(ギロチン社や女相撲)が自由を求めて強くなりたいと願った情念とかエナジーに込められたメッセージを受け止めることから。
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    良い
  • aienkien1959
    『菊とギロチン』関東大震災後、朝鮮人虐殺、女性抑圧横行、在郷軍人跋扈、自由主義者の弾圧、死刑。東日本大震災後、ヘイトスピーチ横行、女性抑圧、LGBT差別、嘘・改竄の政治家・官僚、躊躇なき死刑執行など平成の終わりの危うさを浮き彫りに!
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    良い
  • kimchia_jp
    『菊とギロチン』タイトルがもう一度出た瞬間鳥肌が立った。約100年前の社会の閉塞感やそれを打破するべくテロリストの熱い思いは現代にも通じる。人種や性や貧富の差は未だ無くならず。青春群像を荒々しくも瑞々しく描いた傑作。
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    良い
  • fleur_eau
    『菊とギロチン』監督の並々ならぬ熱量を感じる。舞台は大正だが、明らかに3.11を重ねている。地に足をつけた女性力士に共感。東出昌大の成長ぶりは目を見張る。セリフに字幕が欲しかった箇所も…少し(苦笑) 3時間越えにはお腹いっぱい。
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