愛・アマチュア

『愛・アマチュア』(1994) DVDでハル・ハートリーを初鑑賞。記憶喪失の男と元尼僧と謎の美女。ミステリー仕立てだがどこか抜けた人達。美しい色彩だがへんな構図。NYだがフレンチ風味。その外した雰囲気がじわじわ効いてきて面白かった。特に主演女優2人の不思議ちゃんぶりが魅力的。

『愛・アマチュア』@バウス　ゴダール、アントニオーニへのオマージュ。好きな映画。

『愛・アマチュア』ゴダールに敬愛の想いを寄せ、そのゴダール作品のミューズ ユペール様出演とだけあって、さぞ力の入りようはと思いきやこれまた何時もと全く変わらないあの感じ。うんうん、これでいいのだ。

『愛・アマチュア』ニューヨークを舞台に、人と人との「関係性」だけにフォーカスを絞った躍動しないクライムサスペンス。演出は精緻に細部を活かし強調すべきところはする。そのバランス感覚が素晴らしいがそう見えないのがハートリーらしく素晴らしい

→外部からの力によって緩やかに動き始めたいくつかの人間関係がしだいに加速し、やがて熱を放ちながら摩擦を起し日常を剥離させていく。狂騒の果てに辿り着く先は甘美なメランコリーに貫かれたシンプルで美しい軌跡。

『愛・アマチュア』＠新宿K's シネマ 「Hal is Back! Hartley」ハル・ハートリー監督作品 特集上映　記憶を失くした謎の男トーマスを囲う元尼僧の売れないポルノ小説家イザベル、そこに絡んでくるポルノ女優ソフィア。→

新宿K's cinemaのハートリー監督特集で『愛・アマチュア』を鑑賞。記憶喪失の男に元尼僧と美女のミステリー仕立ての映画。イザペル・ユペールの不思議ちゃんぶりがいい。赤や黒の色彩が映えてて綺麗な映像でした。おもしろかったです。好み