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ヴィタリナ

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coco映画レビュアー満足度
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総ツイート数
462
ポジティブ指数91
公開日
2020年9月予定
原題
Vitalina Varela
配給
シネマトリックス
上映時間
130分
解説/あらすじ
ひとり、カーボ・ヴェルデからリスボンにやってきたヴィタリナ。彼女は出稼ぎに行った夫がいつか自分を呼び寄せてくれると信じて待ち続けていた。しかし、夫は数日前に亡くなり、すでに埋葬されていた。ヴィタリナは亡き夫の痕跡を探すかのように、移民たちが暮らす街にある、夫が住んだ部屋に留まる決意をする。そして、その部屋の暗がりで自らの波乱に満ちた人生を語り始めるー。
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coco映画レビュアーの感想 Twitter上の反応
  • yamicoke
    『ヴィタリナ』カーボベルデの火山島への回帰。『溶岩の家』に始まる旅は壮大な円環を閉じる。国家に歴史に労働に疎外され家族から断絶した人々。『愛だけではどうにもならない』のか『愛さえあればなんとかなる』のか?純朴極まる問いに虚を突かれる
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  • aoyadokari
    『ヴィタリナ』夫の死は亡霊が彷徨っているような出来事が所々ある感じ。迷える精霊っぽいのは『遠野物語』みたいなんだけど、ポルトガルの夫の浮気もあるみたいで、そのへんが錯綜していてよくわからない。妻(女)の感情がモチーフになっている。
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    良い
  • aoyadokari
    『ヴィタリナ』よくわからない映画だった。ポルトガルの難民(アフリカ系?)問題を扱った映画。夫が死んで(その脂肪原因もよくわからない)妻が故郷からやってくる。移民の荒んだ生活。神父は信仰が持てない闇に迷い込んでいる。ミサを上げてもらいたい妻だがうだうだ。神父との魂の対話みたいな。
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  • tamagawajyousui
    『ヴィタリナ』ペドロ・コスタ監督が述べているように本作は「ホース・マネー」と様々な点で繋がっている双子のような存在の映画。光と影の強いコントラストの中で展開されるのは夫に裏切られ置き去りにされたヴィタリナの悲しみ混じりの怒りの物語。
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  • Pooh_kuru_san
    『ヴィタリナ』創作物の域を超え、役者の人生がそのまま富んだ陰影に輪郭を浮かべる。一つ一つのショットは強靭であり完美、宗教画の様な静謐さ。神の不在を知りながら、未来への希望を捨てないその瞳は、これほどの闇の中でも寡黙にまばゆい光を放つ
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  • この映画に関するTwitter上の反応

  • asapu918
    『ヴィタリナ』試写。ポルトガルのペドロ・コスタ監督作。とにかく映像が息を呑むほど美しい。全編殆ど夜のシーンで、暗闇の中でも鮮明に陰影が浮かび上がる。前半は台詞が極力少なく、ヴィタリナと観客はその静けさを共有。移民労働者たちのリアルをも抉り出す、ある女性の悲しみのモノローグ。
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  • ichikawa322
    『ヴィタリナ』観た後だと、なんか全ての映画がチープに感じて、心から楽しめない。
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  • taji_taji_kun
    元々評価の高いアーティストは新作の評価が難しいことがあるなと最近思う。具体的には黒沢清とペドロ・コスタが念頭にある。今年公開された『スパイの妻』も『ヴィタリナ』もそれぞれの監督の最高傑作ではないのは確かだとしてもちょっとシネフィルは厳しすぎる気がする。
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  • WacDeNordwest
    しかし、順番に観てよかったです。一連の作品とも言えますし。『ホース・マネー』でぶったまげて、びびってしまいましたが、『ヴィタリナ』は、更にとんでもないことになっていて、唖然です。その完璧さに圧倒されますが、その制作態度も凄まじいです。
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  • ichikawa322
    『ヴィタリナ』観てきた。何のためらいもなく大傑作と言える。この映画の素晴しさを語る言葉を、僕は持ち合わせてないけど、今年のベストになりそう。
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  • kawakami_takuya
    『ヴィタリナ』、画面と音響だけで素晴らしいのだが、グッときたのは夫を含めてダメな男達を辛辣に批判するセリフをヴィタリナが冷静に語るとこで、神父(ヴェントゥーラ演じる)を頭がおかしいと言ったりするとこ。 移民問題、グローバリゼーションの後遺症の中に、女性への眼差しの倫理を感じて。
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  • mun_myzk
    「ヴィタリナ」普通に号泣した。暗闇の部屋を見渡す目の動き、どうなっているのかわからない影の中の体が動き出して初めてわかる感じ。この夏はペドロコスタ特集観にアテネフランセに通ったけど、新作、限りなくよかった。
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  • orange21807991
    ペドロ・コスタ『ヴィタリナ』見たが、微妙だった。天井破片落下&ヴェントゥーラのズボン裾降下はアガったし、飛行機や車などの唐突さは良かったが。本末転倒だけれども…この暗さの徹底は、ぼくの視力にはそろそろキツい。
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  • jionghetun
    構図への追求だったら『コロッサルユース』の方が秀でていたし、キャメラがうまいという感想なのだけど『ヴィタリナ』でいいと感じたのはむしろその構図の境界が曖昧になる瞬間だった。例えば夜中に屋根のシートを直すショットとか墓地でのショットとか。特に惹かれたのは故郷の家の引きのショット。
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  • mateinappa
    「ヴィタリナ」の余韻が抜けない。黒沢清のコメントにある通り、これは「創世記の映画が夢見た、完璧な形式」の映画だ。カラフルだけどモノクローム。寡黙だけど雄弁。静謐だけど祝祭的で、刹那的だけど悠久の時間を描いている。
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  • mateinappa
    孤高の映画狂人、ペドロ・コスタ監督「ヴィタリナ」を観てきた。大げさではなく全カット計算し尽くされた絵画のような映画。極限まで制限された能のような動きの黒人俳優が陰翳に満ちたスクリーン上で紡ぎ出す死と再生。全編通して聖句のような独り言だけが耳に響く。100点満点で5兆点の傑作。
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  • jionghetun
    笑っちゃうよな。俺が『ヴィタリナ』見てドライヤーを想起したのはプロット上の類似点とかショットの類似点とかあるんだけど、そんなの端折ってそう思ってしまったのだからそう書いただけなのだけど、仮に俺に共感する人はいなくてもどうでもいいことで仮にいればその素晴らしさを語りたいなと。
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  • zigzagbangbang
    『ヴィタリナ』『ようこそ映画音響の世界へ』のヨーロッパ映画編があったら是非とも取り上げるべき音響効果が素晴らしい映画。登場人物たちの周りの音の数々が様々な生活や人生を饒舌に物語り、より一層映画を深みのあるものにしている。これもっと音響設備のいいシネコンで観たかったな。
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  • 7203
    そういや『ヴィタリナ』の「鴨居にゴン」や「天井からブロック落下」のくだりはコスタ、笑かしにきてたのだろうか。劇場、誰も笑ってなかったので、もしそうだとしたらダダ滑りなのだが。
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  • kimuratakehiro
    『ホースマネー』は眠ってしまってあまりよく覚えていないが、『ヴィタリナ』は墓場からの路地裏の壁と道、ビタリナが降り立つ空港のシーンからどの場面も何かつき刺さってくるような感覚で眠らずに全編見終える。屋根の上のシーンもすごかった。家に帰って部屋の明るさを考える。暗くしたら眠くなる。
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    coco 映画レビュアー
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