シリアにて
みんなの感想/評価
観たに追加
観たいに追加
coco映画レビュアー満足度
89%
- 良い9
- 普通0
- 残念1
総ツイート数
108件
ポジティブ指数86%
公開日
2020/8/22
原題
insyriated
配給
ブロードウェイ
上映時間
86分
解説/あらすじ
シリアの首都ダマスカスのアパートに住む女主人のオーム。未だ内戦の終息は見えず、アサド政権と反体制派、そしてISの対立が続いていたが、ロシアの軍事介入により、アサド政権が力を回復しつつある。そんな中、戦地に赴いた夫の留守を預かるオームは、家族と共にアパートの一室にこもり、そこに身を寄せた隣人で、幼子を持つハリマ夫婦とともに、何とか生活を続けている。ある日、ハリマの夫がレバノンの首都ベイルートに脱出するルートを見つけ、今夜こそ逃げようとハリマに計画を話していた。脱出する手続きをするために、夫はアパートを出て行くが、外に出た途端スナイパーに撃たれ、駐車場の端で倒れてしまう。一部始終を目撃していたメイドのデルハンは慌ててオームに知らせるが、外に出るのはあまりにも危険である。助けに行くことはできない。デルハンはハリマに夫が撃たれたことを伝えようとするが、オームは彼女が狙撃されることを恐れて、デルハンを押しとどめる。ハリマにはまだ生まれたばかりの赤ん坊がいる。彼女を守るためにオームは苦渋の選択をするのだが…。
©Altitude100 – Liaison Cinématographique – Minds Meet – Né à Beyrouth Films
coco映画レビュアーの感想
Twitter上の反応
-
『シリアにて』カーテンを開けるとそこは毎日が戦場だ。外との繋がりは極力排除して守る家と家族。爆音が響き、家々を物色する足音におののき、神経が研ぎ澄まされていく1日。しかし、また夜は明ける。この1日はどこに終わりがあるのか。 #映画
良い -
『シリアにて』普通の家族が暮らす家。しかし、窓の外は内戦の真っ只中。子供の頃の暮らしから抜け出し、やっと手に入れた家に固執する主人公。そんなに家は大事なのか。追い詰められた日常でなんとか立っていられるのはその執着によるのか。 #映画
良い -
『シリアにて』室内のみ、1日のみを題材にしてずっしりと重い戦争映画とは出色の作品。他人も含めた拡大家族が身を寄せ合い、家の外には死が待つというシチュエーションにアンネの日記を連想した。中まで侵食してくる死と暴力の残忍さ。これは誇張でもないリアルなんだろう。 #映画
良い -
『#シリアにて』内戦下での密室劇。家族同居人を守るべく時には鬼になるマダムの心の葛藤がサスペンスフルに描かれる。政治的信条だ宗教的信念だと美辞麗句を叫ぼうと現場では略奪と強姦が蔓延る。戦争は何も生まない。元は善良な人達も野獣になる。
良い -
『シリアにて』。こんなに絶望的な話は久々に観た。住宅地に爆音と銃声が絶えず鳴り響く中、余りにも過酷な状況を女たちは生き抜こうとする。その連帯に仄かな希望…。秀作。 #シリアにて 場所: 岩波ホール https://t.co/Q2VI8pO05o
-
『シリアにて』 辛いシーンもあるので全ての人にお勧め出来ないけど凄い映画だった。シリアに限らず普遍的な内容でもあり、色々と考えさせられる。没頭し過ぎて91分あっという間だった。 #twcn #cinemactif #MCTT
-
「シリアにて」 家の前に戦場があった 窓の外では銃や爆弾の音が日常的に響き、玄関開けたらすぐ戦場という環境の中で暮らすなんてキツイ^^; 家を守る妻の選択 画面からは「お前ならどうする」という鋭い矢が容赦なく飛んで来て心を射… https://t.co/IdQqAULRgN