さがす

『さがす』(22年)観了。怪作『岬の兄妹』に続くポン・ジュノ作品の助監督出身、片山慎三監督商業映画第一弾。しかし前作に続き生理的に不快な表現をするのはこの監督の仕方ない特徴だけど益々快調ではある。そして伊東蒼の演技！ 『岬の兄妹』の主要キャスト3人(兄妹と警官)がキャメオ出演！

『さがす』人間の暗部をあぶり出すようなミステリー展開に釘付け。貧困、自殺願望、猟奇殺人、介護と重苦しいテーマがどんどん積み上げられてくる。いつもの面白い二朗さんの顔も見せるが、一線を越える境目でもがく悲痛な表情が強く印象に残った。

『さがす』キネカ大森にて『はるヲうるひと』との二本立て鑑賞。イライラしてぐるぐる歩き回る伊東蒼がよかった。よくあの計画で完遂したな。

『さがす』最近の邦画で1番良かった！！伊東蒼、とても良い女優さんとも巡り会えた！島のおじちゃんが元気すぎてワロタw

『さがす』/意表を突かれた。そんな話になるなんて。少しご都合な展開もあれど、実際の事件や社会問題についても上手く触れていて、構成も良く見応えがあった。佐藤二朗のおふざけ演技は最近飽食気味だったので、久々にこういう彼が見れてうれしい。

『さがす』社会の底辺で生きる人たちの、落ちる方向にしか選択肢がないっていう現実は嫌というほど突きつけてくるけれど、笑いのバランスやミステリーの語り口といった作品としての面白さ・完成度が前作「岬の兄妹」から格段に増している。

『さがす』詰め込み過ぎて散漫な印象になってしまったことは悔やまれる。楓役の伊東蒼が良かった。無精髭の二郎さんも。おっぱいシーンは重要。馬渕のコレクションは壮観。画面止めて分析確認したい。西成に行く前に観ておくんだった。

『さがす』所詮他人の言うことは綺麗事だと知っている。自分とそのことの距離の取り方もなんとなくわかって生きている。でも濁りに本当に手を染めると。役者も見事だしカメラワークも魅力的。でもなぜあの子のことを大事にする大人がいないのだろう？

『さがす』車椅子のあの人を見て安楽死を望んでスイスに行った女性のドキュメンタリーを思い出したよ。日本では死ぬことが許されないし手伝う人は犯罪者になってしまうからね、、、考えてしまうね

「さがす」片山慎三監督作をAmazonで視聴。劇場公開時に見逃したのを悔やむほどの良作！西成で突然失踪した父親を捜索する娘の話と思ったら、異世界に連れて行かれた。娘役、伊東蒼の演技力の巧さがストーリーを牽引していた。殺人犯役、清水尋也のあの死んだ眼差しも忘れられない。今年のベスト

【さがす】虚構と現実を行き来する映画。作り物めいた寓話とリアルで生々しい部分とが織りなす不思議な空気。虚実皮膜という言葉通り、虚実の接点に価値が生まれる瞬間の緊張と安らぎ。見えないものが「確かにある」と思えたラストに感動させられた。

『さがす』まさかの佐藤二朗に泣かされる＆社会派な視点を投げかけるのも一瞬、最終章の転調はパラサイトのそれに匹敵する衝撃。伊東蒼は走ってスーパーに駆け込み万引きした父を𠮟る逆空白なのは偶然か。清水尋也はもみあげが犯罪者ぽくていい。

『さがす』ツッコミどころはあるものの、日本の社会問題を背景に描く佳作。終盤の怒涛の展開と最後の長回しのシーン(個人的には日本映画の歴史に残ってほしい)に唸る。伊東蒼さん演じる楓の覚悟と男前っぷりは、外国映画の名だたる女性ヒーロー並！

『さがす』懸賞金のかかった容疑者を探しにいく父を探すところから始まり、とにかく探していく映画。日本の商業映画ながらもどこか異国情緒漂う映画で観るべきかどうかと聞かれたら、観るべきと答える。

『さがす』作品のテーマは重く凄惨なシーンも多いのだけど、ただシリアスな内容に留まらず人間の滑稽さやユーモアを描いた点では佐藤二朗さんの存在は必然だったし、更にそれを別の視点から斬る伊東蒼さんも必然だった。

『さがす』鑑賞。佐藤二朗さんの存在感丸出しの映画かと思いきや、それ以上に伊東蒼さんの存在感が凄かった。素晴らしい俳優さんだ。

『さがす』実際にポン・ジュノ監督のもとで修業積んでる事もあってか、凄惨な地獄の様相・困惑させられるユーモア・次の球の予測が全く出来ない展開…と、すごく韓国映画っぽい面白さ。　この監督は、もう今後新作発表したらマストリストだな…！

『さがす』二転三転するストーリーが面白いし、感情も揺さぶられる。出演者も適材適所のキャスティングという感じでそれぞれの演技力を高さを堪能できました。

『さがす』関西弁で西成の雑多な生活感を画面からかもし出した味のある映画だった。妻と娘への愛情が歪められ、狂気に引き寄せられてしまう父親の必然とも思える転落ぶりが哀しくも憎めない。雑魚な父親をやり遂げた佐藤二朗さん、主役を極めた。

『さがす』日本でこんな作品が出るのは嬉しいが、韓国ノワールに比べちゃうと感が…。