マイスモールランド

『マイスモールランド』サービスデーでもない平日午前中で7〜8割の客入りに吃驚。川口に多く住むクルド人難民が置かれている実情も然ることながら、コーダやヤングケアラーの悩みに通じる主人公サーリャ（嵐莉菜）の「もう頑張ってます!」が響く。

『マイスモールランド』劇場で見るべき作品、映像、音楽、音、ストーリーが、こころにささります。

『マイスモールランド』お父さんと姉弟は嵐莉菜さんの実際の家族だったんだ。驚き。クレジットで三人は家族だと思ったけど、彼女も家族だったのか。演出がうまいよね。

『マイスモールランド』川和田恵真さんは監督だった。嵐莉菜さんが主演。この人ドイツ人とイラン人のミックスだった。日本もいろいろ混じってきていい傾向なのかもしれない。嵐莉菜は可愛いし。監督と似ていると思ったのは、監督の経験をダブらせているのかもしれない。

『マイスモールランド』日本で育っているから、クルド人の伝統とか受け入れづらい。でもラストは父親らしいことをしたことになっているが、それから先も明るい見通しはないような。友人となる男子高校生の踏ん張りにかかっているな。まあ、ラストはそういう青春映画だったけど。

『マイスモールランド』クルド人難民家族の映画。ドキュメンタリー映画『牛久』のドラマ版と思っていたら違っていた。娘さんは日本で育ったためにクルドよりも日本に愛着を持つ女子校生なのだ。女子高生が不法滞在者となってしまうと思うと辛いものがある。大学進学を諦めたり家族の為に援交したり。

『マイスモールランド』この映画だけを観て今の制度にあれこれ言うのは早計だと思うけども、決して遠い世界の話ではないと再認識するきっかけになり関心度が上がるのは確か。日常の幸せや生きにくさが押しつけがましくない温度感で描かれていて、一人の高校生のドラマとしても丁寧で良かった。

『マイスモールランド』日本で暮らすクルド人一家に突然訪れる難民申請の不認定宣告。貧しくも家族で幸せに暮らしていた生活が一変します。幼い頃から日本で育った17歳の主人公サーリャを通して等身大でその問題を描いていきます。出口が見えない。

『マイスモールランド』キャスト全員がナチュラルで本作のテーマを映し出しているが、圧巻は嵐莉菜…というか家族一同。特にお父さんのアラシさんは本当に演技初挑戦なのか！？って巧さで娘へと伝えた家族愛と文化の在り方に泣かされた。凄い……！

『マイスモールランド』サーリャが触れる色とりどりのアート、石、小さな世界、その全てに祈りが込められている。多様な民族・人種の人が混ざり合い、そして幸福に生きられる善意が詰まった象徴全てに自分にどんな小さなことが出来るか考えさせられる

『マイスモールランド』聡太の「考えてもこれだけしかできない。馬鹿みたいだよね」の呟きが全てで、大切な人の小さな世界一つ守るために出来ることがあまりに小さいことに、どうすればいいか考えてしまう。必要なことがあまりに大きすぎる

『マイスモールランド』日本に暮らす難民のあまりに理不尽な苦境に対して何ができるかを、周囲の人々が必死に考えて出来得る限り最小限の善意を与える姿。そしてその出来ることの小ささへの歯痒さ。何もかも胸に来る。ぼくたちはあまりにちいさい

『マイスモールランド』日本に住むクルド難民の一家の苦境を青春の瑞々しさ、思春期の多感さ、文化の継承を極自然に映し出し節度をもって問題点を訴えていく。あまりに小さくありふれた日常を描くだけでこんなにも深く心に突き刺さるものかと感動した

『マイスモールランド』聞き慣れぬ音楽、異国情緒溢れる衣裳に踊り。冒頭から印象的に結婚式を映し出し、そこから日本のバスに場面が移る鮮烈な画でもうやられた。日本に住むクルド難民という現実をこのOP一発で印象づける。卓越した出だしだ

『マイスモールランド』鑑賞。島国日本が持つ制度の闇と無意識に放たれる差別の槍。まずはクルドと言う国と自国の持つ悪しき制度について知ることから始めていきたい。

『マイスモールランド』★★★☆☆嵐莉菜の瑞々しさがいいです。

『マイスモールランド』賛否のネット分析：批評家からも優秀な評価

『マイスモールランド』みる。

『マイスモールランド』90点

『マイスモールランド』こういう映画に日本人なら観るべきと評価するのはあまりに言葉が雑すぎるかもしれないが、そういうふうに言わせてほしいと思ってしまう。それくらいしかできない自分が申し訳ないと反省するし、無関心は最大の差別なのだから。