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2018/6/4 Updated

30年後の同窓会

リチャード・リンクレイター監督が描く50才のスタンド・バイ・ミー

家族を失くしたとき、頼れる友はいますか?

かつてベトナム戦争に従軍し、痛みを分かち合った気の置けない仲間たち。30年前に起きた事件をきっかけに大きく人生が変わった三人。すっかり酸いも甘いも噛み分けた大人となり、それぞれの道を歩む旧友にして悪友の三人組は、仲間に起きた悲劇をきっかけに、海の向こうでイラク戦争が行われている時代に30年ぶりの再会を果たし、親友の息子の遺体を連れ帰る旅に出る――。

ふたつの戦争で刻まれた喪失感。しかし心の殻を一枚ずつ剥いでくれる仲間との旅が、30年前の“ある事件”によって傷つけられた心を再生させ、再び人生が輝き出す姿が描かれる。 『6才のボクが、大人になるまで。』で世界中の賞を席巻した名匠、リチャード・リンクレイター監督が贈る感動のロードムービーが誕生した。

監督のリチャード・リンクレイターは、2005年に刊行された原作小説を読んで以来、この企画を12年間も温め続けていた。原作者のダリル・ポニックサンは、アメリカン・ニューシネマの傑作『さらば冬のかもめ』(73年)の原作小説でも知られるベテラン作家。 今回の脚本はリンクレイターとポニックサンが共同で手掛け、過去と現在の戦争の苦しみに向き合いつつ、ユーモアに満ちた仲間との交流の旅が、空っぽの心を埋めていく温かい友情の物語を作り上げた。

キャストには主人公の三人組と作品の魅力を伝える最高の布陣がそろった。穏やかな家庭人として成熟しながらも、妻と息子、大切な家族を相次いで失ったドク役に、『フォックスキャッチャー』(14)で第87回アカデミー賞主演男優賞にノミネートされたスティーヴ・カレル。ワイルドで冗談好きの明るいバー経営者ながら、一方で荒んだ酒びたりの日々を送るサル役に、『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』(15)で第88回アカデミー賞主演男優賞にノミネートされたブライアン・クランストン。敬虔な神父として聖職者の任を務めつつ、実は荒くれで向こう見ずだった青春時代の過去を持つミューラー役に、『TINA ティナ』(93)で第66回アカデミー賞主演男優賞にノミネートされたローレンス・フィッシュバーン。いずれもオスカー候補や数々の受賞歴を持つ名優たちが集まった。

【原題】Last Flag Flying
【監督・脚本】リチャード・リンクレイター
【出演】スティーヴ・カレル、ブライアン・クランストン、ローレンス・フィッシュバーン、J・クイントン・ジョンソン
【上映時間】126分
【製作国】アメリカ
【製作年】2017年
【配給】ショウゲート
6月8日(金)
劇場公開
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