レッド・ファミリー
TIFF2013観客賞受賞!キム・ギドク製作/脚本/編集 異色の感動作

東京国際映画祭2013<観客賞>受賞
各界著名人も絶賛
衝撃的な問題作を世に放ち続ける韓国の鬼才キム・ギドク。『サマリア』でベルリン国際映画祭銀熊賞(監督賞)、『嘆きのピエタ』でヴェネチア国際映画祭金獅子賞(作品賞)を受賞するなど、世界中で多くの栄誉ある賞に輝き、熱狂的なファンも多い。各界著名人も絶賛
そのギドクが製作/脚本/編集を担う『レッド・ファミリー』の監督を務めたのは、フランスで映画とデジタル・アートを学び、本作が長編デビュー作となるギドクの秘蔵っ子イ・ジュヒョン。完成した本作を観たギドクが「私が予想した以上の出来栄えだ」と唸ったほどの、新時代を担う才能だ。
本作は、昨年の第26回東京国際映画祭で上映され、圧倒的支持を集め観客賞に輝いた。また、本作をいち早く鑑賞した各界著名人からも絶賛コメントが多数寄せられており、放送作家の鈴木おさむは「一瞬もだれることなく、ずっと面白い。すごい映画をありがとう」、作家の樋口毅宏も「ふたつに引き裂かれた祖国の悲劇を、韓国映画はまたしても傑作に昇華させた」とコメントしている。


“家族”という普遍的テーマと
バランスの良いダーク・ユーモア
幸せそうに見えるが実は北朝鮮スパイが演じる擬似家族と、隣人であるケンカの絶えない韓国人ダメ家族。対照的な2つの家族の交流を軸に、シリアスでダークながらもユーモアをバランスよく配置し、現在の朝鮮半島における問題を浮き彫りにしていく。バランスの良いダーク・ユーモア
キム・ギドクが南北統一を心から願い書きあげたという脚本。修正の段階でそこにユーモアと人間味を加えていったという。一見するとイデオロギーの対立といったシリアスで難解な話に思えるかもしれないが、本作は家族、ひいては人間といった普遍的テーマが主題となっている。
家族を想う気持ちはスパイといえども何も変わらない。北も南も、スパイもスパイでなくとも、人は皆何かの職業・立場である前に、感情を持つ同じ人間なのだ。
この秋、命を懸けた笑いと涙の”家族ごっこ”が、始まる。
命を掛けた笑いと涙の”家族ごっこ”
[試写会] 映画ファンの感想ツイート
試写で一足お先に見た『レッド・ファミリー』が思ってた方向と違ってすごく良かった。虚像によって家族というものの実像をあぶり出すだけじゃなくて、更にそこから一歩踏み込んだ秀逸なラスト。これもある意味ジル・ドゥルーズの「偽なるものの力能」と言えるのかな。
『レッド・ファミリー』観賞。選択と尊重と尊厳の物語。男女も夫婦も民族も「敬う」事が真の絆への近道。ラストの名演に号泣。
Takeman@takeman75
青山シアターオンライン試写で『レッド・ファミリー』鑑賞。一見良くある「疑似家族」モノ系コメディかと思いきや・・・。いやあ、終盤は眼玉が溶けるかと思うほど泣けた。予算の都合上か、場面によってはちょっと舞台劇的にも見えるのが惜しいが、脚本の完成度で言えば間違いなく本年度屈指の傑作。
maru 𖤣𖥧𖥣𖡡𖥧𖤣@maru_a_gogo
『レッド・ファミリー』面白かった!どこまで本当で、どこから創作なのか謎だけど、重いテーマを韓国映画お得意のドタバタ、クドイ演技&演出で見せるので、逆に深刻になり過ぎず見れてよかった!ホメてます!!偽家族役の4人と、野うさぎの人の演技がすごかった!ラストは涙
otoboke@otoboke1717
韓国映画「レッド・ファミリー」オンライン試写会鑑賞。キム・ギドクが製作と脚本を手がけた社会派ドラマ。ユーモラスなんだが、妙に泣けて泣けてラスト近くは号泣でしたわ(T ^ T)北朝鮮の考えることってほんとエゲツない!針金が〜痛いよ〜!!
Yu_Luck@Yu_Luck
『レッド・ファミリー』をオンライン試写で観てしまった…というのも、素晴らしい映画だったのでスクリーンで観るべきだった。社会主義(北朝鮮)と民主主義(韓国)を比較しつつ“家族像”や“人間性”を浮き彫りにしていく。キム・ギドク製作・脚本。
石川真生(Maki Matsuno)@macky500
GAGAさんのオンライン試写で「レッド・ファミリー」を観賞しました。去年の映画祭で観れず、公開を楽しみにしていた作品です。任務のため、偽りの家族を演じる工作員たちの切なさに泣けました。
manabu/映画おバカ@mnbspark
『レッド・ファミリー』家族ごっこをする北朝鮮工作員たちが隣の家族と交流しながら家族って何なのか考える作品。韓国と北朝鮮の南北問題を扱いながらも、重くなり過ぎず。何か色々と考えさせられてしまった。悲しいな。
fleur_eau@fleur_eau
『レッド・ファミリー』韓国の自由な空気が工作員の信念を変えるというのは想定内だが、クライマックスの家族芝居には心をつかまれる。キム・ユミの演技の幅が見どころの一つだが、パク・ソヨンは今後が楽しみ。キム・ギドク脚本の味は出ている。
「レッドファミリー」北朝鮮から来た工作員から作られた偽家族。隣の家族に触発され彼らの運命は如何に。東京国際映画祭でも涙したけど、やっぱ泣いちゃったよ。キムギドクは、自分で書いて泣いたとティーチイン言ってたけど、家族とは、国に関係なく、深く考えさせられる作品。
Manakou@manakoujun
今朝の映画『レッド・ファミリー』オンライン試写会で当選して見ました。南に潜伏する北朝鮮の工作員の偽装家族の話。家族をテーマに南北問題を描いている。家族への敬い、会話を通じて南北和解を願うメッセージがあり、いい映画でした。
テラダ ハルキ akaもっちゃん@gangrockers
『レッド・ファミリー』台詞の一つ一つに全く無駄がなく、じわじわと、しかしガツンときました。未来を思わせるラストといい意外に優しい視点で作られてるように感じた。きっと本当はこうじゃない、でも一部にはこういう人もいるんだろうな。
『レッドファミリー』のオンライン試写が当たったので観ました。オンライン試写すばらしいね♡家で試写できるなんてステキすぎるね。お話はキムギドク的風刺が効いていて大変おもしろかった〜いつもの容赦なさは抑え気味だけどそういう趣旨なんだと思う。あーはやく『メビウス』観たい。
『レッド・ファミリー』キム・ギドク製作脚本。北への猛烈な皮肉とユーモアに見せながらある意味こんな貴重な家族愛がなんとも異質は独特感。監督はキドク氏ではないけど、まさに監督ワールド。しかしこんな映画は韓国じゃないと無理。流石!#eiga
mokomoko@mokomoko37
『レッド・ファミリー』@オンライン試写。アカの他人(家族)と実家族の対比が実に面白い。徐々に芽生えてくるお互いを敬う愛情に切なさと言いようのない憤りを感じてくる・・・非常にデリケートなテーマを巧く昇華した作品。
『レッド・ファミリー』朝鮮半島の問題にこのような家族問題があるとは、切なさとともに、家族をどのように大切にするかを考えさせられた。使命感にあふれつつも家族を意識するスパイの人間としての温かみが感じられた作品。
『レッド・ファミリー』さすがは鬼才キム・キドク監督としか言い様のない凄い映画だった。北の工作員で結成された偽物家族が、本音でぶつかり合い人間らしく生きる隣人家族に影響されていく姿が感動的。隣人の真似をするシーンは号泣必至。
もっと見る
韓国の鬼才 キム・ギドクの監督代表作
2013年6月公開
天涯孤独で冷酷無比な借金取りの男の前に、突然母親だと名乗る女が現れる。謎だらけの女を疑いながらも無償に注がれる愛に凍てついた男の心も溶け出していくのだが…。常識を覆す二転三転のドンデン返し。そして魂が揺さぶられるあまりに美しいラストシーン。鬼才キム・ギドクが世界の頂点に立った衝撃作。
(C)
2006年3月公開
留守宅に侵入しては暮らす男が、ある家で出会った人妻。夫に家に閉じ込められていた女は、男と一緒に家を出て、二人で留守宅を転々とする奇妙な生活を始める。かりそめの不思議な関係はいつしか本物の純愛に変化していく。セリフもほとんどなく、奇想天外な展開ながらもしっとりとした異色のラブストーリー。
(C)