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2019/03/11 updated

サンセット

アカデミー賞受賞『サウルの息子』監督による、長編2作目
長編デビュー作『サウルの息子』で第88回アカデミー外国語映画賞、第73回ゴールデン・グローブ賞、第68回カンヌ国際映画祭グランプリを同時受賞という快挙を成し遂げたハンガリーの若き巨匠、ネメシュ・ラースロー監督の最新作『サンセット』。

舞台は1913年オーストリア=ハンガリー二重帝国時代に栄華を極めたハンガリーのブダペスト。一人の若い女性が見つめた第一次世界大戦前、ヨーロッパの中心都市の繁栄と闇を描く同作は、ヴェネチア国際映画祭でプレミア上映され、国際批評家連盟賞を受賞。第91回アカデミー賞外国語映画賞ハンガリー代表に選出された。

公開に先駆け行われた特別試写会では、「主人公と一緒に迷宮を歩いて、この時代の空気を味わった。ドレスと帽子が素敵。」「明快な答えの出るミステリーとは一線を画し謎そのものを抽象的見事に見せつけてくる傑作」など、本作で描かれる時代風景や本日の芸術性を評価する声が多かった。
coco映画レビュアーの感想ツイート

「142分があっというま!」「作品の解釈は観た人の数だけある」――世界観が素晴らしい芸術的作品!

『サンセット』探れば探るほど、闇が深くなっていく。主人公と一緒に迷宮を歩いて、この時代の空気を味わった。ドレスと帽子が素敵。
サチコロネ@sachikorone
『サンセット』斬新なミステリー!家族を探し混沌の時代を歩きまわる主人公、知ろうとすれば近づこうとすればするほど深まる謎に観る側も共にのみこまれていく。明快な答えの出るミステリーとは一線を画し謎そのものを抽象的見事に見せつけてくる傑作
『サンセット』。『サウルの息子』と同じ主観に近い映像表現を用い、情報を限定あるいは過剰にすることより、観客を混沌とした世界に巻込んでいく。主人公イリスの時に不可解な行動と共に我々は、光と闇、美と恐怖、情報と矛盾との間で揺らぎ続ける。
typhon🐈低身長俳優らぶ@tinymartinfree
『サンセット』 帰る所も頼る人もいない孤独な帽子職人が、唯一の血縁者を探すため奔走すると、帽子店や世間に渦巻く欲に直面していく…。全登場人物が(お願いだからもう幸せになってくれよ…)と思ってたに違いない、私も。
『サンセット』1913年のブタペスト。華やかで埃と雑踏にまみれた街。ヒロインが終始、笑顔なく鋭い目つき。鑑賞しながら彼女に導かれるやうにミステリーの世界へと誘われる。細かい説明はなくカメラは彼女の行く先へと。142分があっというま!
『サンセット』混沌とした時代背景、夢を抱いてかつて住んでいた高級帽子店の扉を叩いたはずが、お店&家族の闇に踏み込んでしまい後戻りできず。。。演出の妙で主人公の無謀さをただただ見守り、ハッとしたのは彼女に敬愛するカラヤンの面影を見た時
『サンセット』試写会。監督らしい焦点のカメラワークと長回し。会話や音の出所のこだわり。多言語混在。主人公の行動の意味不明さに不快になるも、半分辺りで「これはもしかして?」と気が付くとそこからは気味悪さが面白くなった。これは凄いな。
本日の試写会『サンセット』。……はて、どういうことか? と思いながら観ていたが、終映後の解説によるとそれで良いとのこと。何が真実で、何が虚構なのか。作品の解釈は観た人の数だけある、と思うとそれもまた楽しい。そして舞台が(→)
『 #サンセット 』鑑賞 不穏な音楽と共にゆっくりと進む時間軸。主人公の視点を通しスクリーンの闇に巻き込まれ混乱し謎が積み重なっていく。難解。でも独特な映像と音の使い方に不思議と惹き込まれ夢中に。帽子と衣装がとても素敵!
『サンセット』前作にも共通する画作りが、やっぱりこの監督の作品だと教えてくれる。顔のアップの多用、長回しと動き回るカメラ、暗くそして美しい照明。私たち観客もイリスと同じ視点で物語を体験する。
『サンセット』「サウルの息子」のネメシュ・ラースロー監督最新作は、第一次世界大戦直前のブダペストを舞台に、高級帽子店の創業者一家の謎を主人公イリスと共に辿る物語。随所にヒントが有るようで、探れば探る程に一家や社会の闇に嵌まっていく。
Monsieur おむすび@Pooh_kuru_san
『サンセット』N.ラースロー独特の撮影技法は前作のままに、出口どころか入り口すら感じさせないミステリーは、この混沌の世界の真理を見ているよう。何もかもが朧気なのにザラザラとした肌触り、この感触が、胸騒ぎが現代と地続きだと確信させる。
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激変する展開を魅せる映画

サウルの息子
1944年10月、アウシュヴィッツ=ビルケナウ収容所。サウルは、ハンガリー系のユダヤ人で、ゾンダーコマンドとして働いている。ゾンダーコマンドとは、ナチスが選抜した、同胞であるユダヤ人の屍体処理に従事する特殊部隊のことである。ある日、サウルはガス室で生き残った息子とおぼしき少年を発見する。少年はすぐさま殺されてしまうのだが、サウルはなんとかラビ(ユダヤ教の聖職者)を捜し出し、ユダヤ教の教義にのっとって手厚く埋葬してやろうと収容所内を奔走する。
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Story

1913年、オーストリア=ハンガリー帝国が栄華を極めた時代。イリスは、ヨーロッパの中心、ブダペストのレイター帽子店で働くことを夢見てやってくる。そこは、彼女が2歳の時に亡くなった両親が遺した高級帽子店だ。だが今のオーナーであるブリルは、突然現れた彼女を歓迎することはなく追い返してしまう。オーストリア皇太子も訪れるような華やかで憧れの場所に見えた帽子店。しかし、そこには大きな闇が隠されていた。裏ではウィーンの王侯貴族に店の女性を捧げているという。またイリスには兄がいたことを初めて知るが、兄カルマンは伯爵殺しという大きな事件を起こしていた。彼女は失踪している兄を必死に探し始めるが、辿り着けない。やがて兄とその仲間たちによる貴族への暴動が起こり、イリスもまた第一次世界大戦前に激動するヨーロッパの渦に巻き込まれていく――。

果たして、彼女は兄と巡り逢うことができるのか? そして高級帽子店が行きつく運命は?
【原題】Napszállta
【監督】ネメシュ・ラースロー
【出演】ユリ・ヤカブ、ヴラド・イヴァノフ、モーニカ・バルシャイ
【制作年】2019年
【制作国】ハンガリー、フランス
【上映時間】142分
【配給】ファインフィルムズ

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3月15日(金)
ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほかにて公開
coco 映画レビュアー
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